*藤袴 -thoroughwort-*
☆次回イベント予定☆ ★2017.8.20.SCC関西23 ふじおりさくら(ゴーストハント)★
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10000ヒットを記念して募集した限定リク第三弾!
るいす様リクエスト作品です。
<リク内容>
ナル麻衣で、麻衣の友達 or 旧友から見た2人。
詳細はお任せとの事でしたのでしっかり捏造させて頂きました♪
「ねぇ、麻衣。渋谷さんは学祭見に来ないの? 明日最終日でしょ?」
「ナルが?来る訳無いじゃん学祭なんか興味無いもん」
「ふーん....」
学祭最終日、残す時間は5時間ってとこだろうか? 客寄せの声なども飛び交い賑やかに盛り上がっている。
そんな中、私はカフェの一席で友達とお昼ご飯を取っていた。
「あーっ!居たーーーっ!谷山さん!!お願い、救世主になって!!」
いきなり叫んだ先輩は、猛ダッシュで走り寄り麻衣を捕獲、そのまま連れ去った。
「あ、あたしのご飯がーっ!!」という色気は無いが切実な悲鳴を残して.....
「ミハル先輩、実力行使に出たね」
「前から麻衣に出て欲しいって言ってたもんね」
「あぁ、平日に麻衣捕まえんの無理だったって嘆いてたやつ?」
「そ....ね、席取りに行かない?」
「行く!莉沙(りさ)は?」
「....ゴメン、ちょっと人探ししてくる。後で行くから私の分と、もう一席取っといて」
「アタシの目に狂いは無い」
パチパチパチパチ
ダンっと椅子に片足を上げ拳を突き上げ満足そうな女。その周りを囲う数人の女たちもその言葉に賛同の拍手を送る。
「「「さすがです、ミハル先輩!!」」」
「ふふふ、コレで盛り上がる事間違い無し!!!」
「「「はいっ!!」」」
「あ、あのぉ....」
「どうかした? 谷山さん」
「これは、一体....?」
訊ねる麻衣の服は着替えさせられ、ゆったりとした白いワンピース。
腰に巻かれた蔦のようなベルトが華奢な身体をより細く見せ、髪は一部をピンでまとめ、より大人っぽい雰囲気に仕上がっている。
「実はね、理事会と学生会が共同主催するミスコンがあるの。私たちが独断と偏見で選び抜いた5人の女の子の中から投票で今年のミスを決めるんだけど、候補の一人が急に体調不良で来られなくなってね、今すっごく困ってるの。で、是非! 谷山さん代わりに出て欲しいの!!」
「み、ミスコンに....私が?」
切実なのよ〜、と訴えるミハルに揃って頷く周囲のメンバー。引き攣った笑みで訊ねる麻衣に全員が満面の笑みを向けた。
「ミハル先輩!! チラシ完成しました!!」
「なっ! .....何、コレ」
待合室に飛び込んで来たのは女の子、どうやら彼女も主催メンバーらしい。彼女が手に持っていた物を見て麻衣は絶句した。
B5サイズのチラシ、しかもフルカラーの一面に載せられた自分の顔。しかも今さっきメイクしてる時に撮られたらしい写真。
「良いわ−!! もー、谷山さんってば可愛いー♪」
「み、ミハル先輩」
「なぁに?」
「まさか、コレ配るんですか?」
「完成品がここに有るって事は、もう配ってるんじゃぁないかしら?」
ミハルの視線を受けた後輩がにっこり笑って応えた。
「はい。校内10カ所にて配布中です」
「...ぃ....嫌ぁぁーっ!!!」
一方、その頃正門では....
「こんにちは、ミスコン見に来ませんか?」
そう言いながらチラシを配る女の子が数人。そのチラシを見た瞬間、会場の場所を訊ね走り去る者が続出した。
そのお陰で莉沙は目的の人物をいとも簡単に発見できた。
「こんにちは、お久し振りです」
にっこり笑いながら挨拶し差し出したチラシ。その時、莉沙はピシッという何かが凍るような音を、確かに聞いた。
「ご案内しますけど?」
「......お願いします」
「佳奈、亜由美、お待たせ〜」
莉沙の声に振り返った2人は、その隣に居た青年の容姿に絶句した。周囲にもざわめきが広がる。
「り、莉沙.....そ、その人、誰?」
「内緒♪」
呆然とした表情で訊ねる友人に満足したらしい莉沙は、意味ありげなウィンクを送ると隣の青年に席を勧めている。
彼の正体を教える気は無いようだ。
「皆様、ようこそお越し下さいました! 第35回ミスコンを開催致します!!」
「「「きゃーっ! ミハルせんぱ〜いっ!!」」」
「今回、私たちが選考に選考を重ねたミス候補をご紹介させて頂きます!尚、見事ミスに選ばれた女性には今日半日この会場に居る方なら誰とでもデートできる権利が与えられます。男性の皆さん!指名された場合は断れませんよ!!良いですね!?」
「「「うぉーーーっ!!!」」」
「では、エントリーNo.1番....」
「....ミハル先輩、絶好調だね」
「可愛い女の子を愛でるのが生き甲斐な人だもん」
小声で会話しながらも、チラチラと目線が莉沙の向こう側へ行ってしまう2人。
「渋谷さん、パンフレット見ます?」
「結構です。それより、先ほどの...」
「あぁ、半日デート権ですか? 大丈夫です、選ぶ権利は女の子に有りますから」
こちらの会話も小声な為。佳奈と亜由美には聞こえない。
「麻衣は最後だよね?」
「ミハル先輩指導の元、服から髪型まで全部コーディネートされてるらしいよ」
「あ、出て来た」
「くぅ〜っ! さすがミハル先輩!!」
「麻衣、可っ愛い〜!!!」
「....あの服は?」
「ミハル先輩....先ほどから司会をされてる方の見立てです」
ミス候補への質問も終わり、いよいよ投票へと移った。
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