*藤袴 -thoroughwort-*
☆次回イベント予定☆ ★2017.8.20.SCC関西23 ふじおりさくら(ゴーストハント)★
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※パロですご注意ください※
むかーしむかし、東の都のさらに東に位置する所にリゼンブールという村がありました。
特に大きい村ではありませんでしたが、昔から優秀な織物師が育つと言われておりました。
中でも一番優秀な織物師を「織り姫」と呼び、その者が織る織物は天帝に献上されるほどの品で
リゼンブールの「織り姫」と言えば国一番の織物師と同等の意味を持っていたのです。
当代の織り姫はとっても働き者の少女で、先代織り姫の愛娘でもありました。
その少女は艶やかな金色の髪と蜂蜜を溶かし込んだような深い金色の瞳を持ち、弱き者には優しく
悪しき者に負けぬ強さを持ち、その容姿はとても美しいと有名でした。
しかし彼女は幼くして両親を亡くしたせいか己の容姿にはまったくの無頓着で、沢山の求婚者たちには
目もくれず、というよりは気付きもぜず、たった一人の弟を養うため懸命に働く日々を送っておりました。
彼女には一度集中すると他の事が一切頭から抜け落ちる悪癖があり、寝食を忘れ夜通し機を織ったり
珍しい文献が手に入った際、読み終わるまで手放さず倒れかけることもしばしばあったのです。
そんな彼女をずっと傍で見ていた弟は思いました。
このままではいつか姉は過労死してしまう。そんなことになるま前に何とかしなくては.....
そうだ、優秀だけどちょっとサボり癖のある男と結婚させてしまえば良いんだ!!
他の人が聞いたら思わずそれで良いのか!?
とっつこみたくなる事を思い付いた彼は早速、姉の結婚相手を探すことにしたのでした。
一方こちらは東の都でも最大の都市、イーストシティ。
そこでひと際大きな建物は天帝のおわす城で=通称、東宮(ひがしみや)と呼ばれておりました。
その宮の一室で膨大な量の書類に囲まれ執務に明け暮れている男がおりました。
男はぬばたまの黒髪と深く吸い込まれそうな漆黒の瞳をしていました。
毎日、裁いても裁いても沸いてくる書類に辟易していたその男は、明日できる事は明日する!
をもっとうに仕事をよくサボるのでありました。
これに困るのは彼の配下たちです。
役に立たないただのボンクラならば切って捨ててしまえば良いのでしょうが、彼の物事に対する判断能力も
有事の際の統括力も完璧。
人を惹き付けるカリスマ的魅力も持ち合わせており、普段のサボり癖さえなければ最高の上司なのです。
側近たちは考えました。
この困った上司が普段の生活において、持ち合わせた実力の半分でも発揮させるにはどうすれば良いのだろうかと。
上司の親友は言いました。
アイツの舵を取れる賢い嫁でも見つけてみたらどうだと。
確かに一利ある。
そう思った側近たちは早速、上司の結婚相手を探すことにしたのでした。
こんな冒頭で始まる七夕パロはどうだろう?
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