*藤袴 -thoroughwort-*
☆次回イベント予定☆ ★2017.8.20.SCC関西23 ふじおりさくら(ゴーストハント)★
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君が眠ってから早い物でもう1ヶ月経ったよ。
街もようやく落着いてきた。
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先日、マルコーがハボックの足を治してくれたんだ。
まだリハビリ中だがアイツの事だ直ぐ戻ってくるだろう。
この先も長いからね、ハボックにもマルコーにも、もちろん私も背負う事にしたよ。
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今日はアルフォンスが目覚めたよ。
3ヶ月も眠っていたと伝えたら本当に驚いていた。
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ハボックが軍に復帰したよ。
今日は宴会らしい。明日からの業務に差し支えなければ良いんだが。
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明日アルフォンスがダブリスの師匠の元に行くそうだ。
君が目覚めるのを待たないのか? と聞いたら
暇なのは性に合わないなんて君みたいな事を言っていた。
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誕生日おめでとう。
君の未来が幸せである事を願おう。
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君は、いまどこに居るんだろうね?
直ぐ目の前に居るのに何も出来ない私はどうすればいいのだろうか?
そんな取り留めもない事を自問してしまうよ。
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近頃かなり温かくなってね?
執務室の窓から差し込む光についウトウトしてしまった。
目覚めは撃鉄を起こす音だったよ。
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エドワード。
早く帰っておいで。
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最後の言葉に涙が出そうになった。
逢いに行かなければ。
そんな思いが心の底から沸き上がり俺はノートをソファーへ戻し部屋を出た。
「ここ本当に大総統府の中なのか?」
部屋を出て10分ほど経った所で思わず呟いてしまったのは廊下の窓から見える景色の所為だ。
窓の外に見えるは、中庭だろうか?
木々には葉が茂り整えられた道には花まで咲いている。
セントラルシティの、しかも軍の中心部にも関わらず、街の喧噪は疎か訓練する軍人の声なども一切無く、小鳥のさえずりが聞こえるのだから。
「...にしても、体力落ちたなぁ」
ふぅぅ。と大きな溜め息を吐き、丁度見つけた窓際の待ち合いソファーに座り込む。
まさか階段を駆上がれないとは思わなかった。
「俺も、師匠のとこで修行し直さないと....」
この体力で師匠の前に?
む、無理だ! 猫やウサギがライオンや熊に戦いを挑むようなもんだ。
果てしなく恐ろしい。
........せめて受け身を取れるようになってからにしよう。
うん。
一瞬寒くなった背筋を誤摩化すよう、俺はしばらくボーッと中庭の陽だまりを見つめていた。
「鋼の?」
突如、鼓膜を震わせた声に俺は呼吸が止まりそうになった。
“はがねの” 俺をそう呼ぶ “ひと” は、ただ一人。
ゆっくりと振り返れば、珍しく呆然とした表情で固まった男が居た。
「“たいさ”」
自分でも聞こえるかどうかの小さな声が出た。
しかしその声にはっとした男は一気に間合いを詰め、その腕の中にエドワードを引き込んだ。
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